こだわり
お客様のお気持ちに寄り添いながら、心を込めて丁寧に制作します。
活力ある“書”を心がけ、少し丸みのある行書で、筆の勢いや止めを意識し線に命を吹き込むように書き上げます。
字の崩し方は書家の醍醐味ですが、読める“書”になるように、配置、強弱、濃淡、など余白とのバランスを考慮して書きます。
最後に朱泥(書の朱肉)で、書家の正式な雅印を押し、書全体を引き締めます。
“書”と作品を彩る布地などの仕立てのトータルが、伝統的な美しい造形として、現代にマッチするようにセンス良いものをお届けします。
作品作りに欠かせない、大切な道具たち
何代も引き継がれてきた「書道具」
筆・硯・墨・紙などの書道具も職人が何代にもわたって厳格に引き継いできたからこそ、現在でも使うことができます。
次の世代にも残すためには使うことです。
伝統的な手漉き和紙「細川紙」
漢字de書の作品はすべて、ユネスコ無形文化遺産に登録された手漉き和紙の「細川紙」を使用しています。
この和紙も伝統製法に則り、天然素材のみで一枚一枚手漉きで作られています。
細川紙は、埼玉県小川町と東秩父村で1300年前から伝承されている楮のみを原料としています。
1978年に、国の重要文化財に指定。
2014年に、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
未晒しの純楮紙ならではの強靭さ、素朴でつややかな光沢、剛直で雅味に富んだ味わいがあり、
極薄なのに丈夫でヨーロッパ絵画の修復にも使われています。
漢字de書では、すべての作品でこの「細川紙」を使用しています。
きっと、和紙からもパワーを感じていただけると思います。